
少ない資金で始められる投資運用として、FXは広く知られていますね。独自の手法によって、1億円越えの利益を出している、いわゆる億トレーダーと呼ばれる人達は日本にも多数います。自分もそんな風になりたい!と思ってFXを始める人は少なくないでしょうね。ところで、一体どれくらいの年月をかければ資産を1億円まで引き上げることが可能なのでしょうか?できれば、短い期間でたくさんの利益を出したいと思うのが人の心理というものですよね。ちょっと考えてみましょう!
1億円に到達する期間ってどれくらい?
まずは、トレーダーではなく一般的なサラリーマンの年収で考えてみましょう。30代サラリーマンの平均年収として、約455万円という数字があります。この数字を使って単純に計算してみると…
100000000÷4550000=21.978022年
約22年の期間を費やして1億円ということですね。30代サラリーマンの年収なので、年齢が上がれば収入も上がるで、もう少し早いスピードで1億円を達成できるかもしれませんが、この計算でスタートを30歳に設定して考えると、22年後は52歳ということになりますね。
さて、それではFXトレーダーはどうなるのか見ていきましょう。トレーダーの場合は専業、兼業と様々な人がいて平均年収といっても、統一感のない数字になっているとは思いますが、ここでは専業トレーダーの平均年収1,080万円という数字を使います。
100000000÷10800000=9.259259259…年
およそ9年と少し、という結果です。これだけでも、圧倒的にトレーダーの方が1億円に到達するスピードが速いことがわかりますね。しかし、9年…。これをトレーダーとして見ると、速いと感じますか?遅いと感じますか?もっと早く1億円に到達することはできるのか…、シミュレートしてみましょう。
10万円の元手を月利20%で増やしていった場合。毎月20%ずつ増えていくと考えると、
39か月目に1億206万7470円に到達し、見事1億円に!
つまり、10万円スタートでも3年と3か月あれば1億円の資産を形成できるわけですね!
当たり前ですが、元手が増えればもっと短期間で1億円の利益を上げられるはずです。例えば、100万円の元手の時は、27ヶ月目に1億1447万5460円に到達することになっています。2年と3か月!最初の計算から考えると、ものすごい短期間で1億円稼げる風に見えてきましたね。しかし問題があります。今の計算では月利20%、つまり毎月コンスタントに資産を20%ずつ増やす想定で考えていました。そんなことは可能なのでしょうか?
普通に考えてまず無理!!
このように考えておいた方が安全でしょう。どんなトレーダーも必ず負ける時があります、毎月同じ利率を維持するということは結構難しいのがFXの世界なのです。負ければ資産は減ります。勝ち続けることが難しいのはきっと皆さんの方がよくわかっていることだと思います。
考え方を変えてみましょう。当然、月利が高い方が短期間で1億円に到達できる可能性が上がるわけですから、どうやったら月利20%に近づけるか、という視点でみていきましょう。
運用の仕方を考えよう!
複利・単利という運用の仕方を聞いたことはあるでしょう。特に初心者はこの辺を曖昧にして運用しているため、もったいないことをしているかもしれません。今一度確認していきましょう。
そもそも複利という考え方は、資本主義経済が急成長していく様子を見たアインシュタインが人類最大の発明と言ったことで知られる考え方です。これは元手にかかる利子が利子を産むということでFXの世界でも注目されているのです。一方これに対して、単利は反対の意味で元手に利息がつくというしくみです。それでは、それぞれにどんなメリットやデメリットがあるのかを見ていきましょう。
複利・単利!メリットとデメリット
複利とは単純に、元手と利益に利息がつくしくみです。
例えば、10万円を年利10%で10年間運用した時、以下の表のようになります。
資産金額 | 利息金額 | |
元手 | 100,000 | 10,000 |
1年目 | 110,000 | 11,000 |
2年目 | 121,000 | 12,100 |
3年目 | 133,100 | 13,310 |
4年目 | 146,410 | 14,641 |
5年目 | 161,051 | 16,105 |
6年目 | 177,156 | 17,716 |
7年目 | 194,872 | 19,487 |
8年目 | 214,359 | 21,436 |
9年目 | 235,795 | 23,579 |
10年目 | 259,374 | 25,937 |
これに対して、単利の方は元手に利息がつくだけなので、以下の表のようになります。
資産金額 | 利息金額 | |
元手 | 100,000 | 0 |
1年目 | 110,000 | 10,000 |
2年目 | 120,000 | 10,000 |
3年目 | 130,000 | 10,000 |
4年目 | 140,000 | 10,000 |
5年目 | 150,000 | 10,000 |
6年目 | 160,000 | 10,000 |
7年目 | 170,000 | 10,000 |
8年目 | 180,000 | 10,000 |
9年目 | 190,000 | 10,000 |
10年目 | 200,000 | 10,000 |
この表を比較するとわかりやすいですが、10年目で実に259,374円の差が生まれるのですね。これだけ見ると、複利運用をしよう!という気持ちになりますが、ちょっと待ってください。それぞれにデメリットがあります。
複利運用のデメリット
利息分を運用資金として必ず使うため、負けた時の損失が増えます。
単利運用の場合は、利息が出た時その都度それが利益となるので、10年目の場合10万円の利益は勝率に関わらず、手に入ることになります。これが複利運用の最大のデメリットです。
相場は予想通りに動くとは限りませんので、想定している利回りを維持することは困難です。また、負けた時に負けた分取り返そうという焦りが、大きな損失を出してしまうこともあります。
単利運用のデメリット
資産の増加スピードが複利運用に比べて圧倒的に遅くなります。しかし、この分リスクを回避できるというメリットがあります。
複利運用は長期戦で!
以上のように、複利運用・単利運用それぞれの良さを確認しました。また、トレーダーの投資の仕方によっても運用方法のおススメスタイルは変わってきます。例えば、ショートポジションでは取引回数が増えるため、ポジションの決済も増えますよね。そうすると、複利運用の恩恵をあまり受けられなくなってしまいます。つまり、ショートポジションで取引する場合は、単利運用の方がいいというわけです。一方で、ロングポジションで取引を行う場合は複利運用の恩恵をしっかりと受けることができるので、複利運用を用いる方がいいというわけです。ただし、ロングポジションで取引を行うということは、ある程度まとまった資産がある前提になります。自分の資産をどういう形で運用していくか、しっかり資金管理していく必要がありますね。
高レバレッジ×複利運用でしっかり儲けよう!
元手が多い方が、複利運用の恩恵をしっかり受けることができますよね。元手を増やすには、高レバレッジを掛けることがおススメです!
高レバレッジを掛けるということは当然、国内よりも海外のFX会社がおススメです。中でも高レバレッジかつ安全に取引できるのがXM!最大888倍のレバレッジを掛けられる上、ゼロカットシステムによって元手以上の損失を受けることはまずありません。XMで複利運用を活用してしっかり儲けていきたいですね!