
海外FX業者の中でも高い人気を有するBigBossとXMですが、「名前は聞いたことがあるけど、どんなサービスを行っているかイマイチわからない」「どんな違いがあるのだろう?」と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。
また、中・上級者トレーダーの中には、「スキャルピングはできるのか?」「EAは使えるのか?」「プラットフォームではMT5が使えるのか?」などを気にする方もいらっしゃることでしょう。
そこで今回はBigBossとXM、それぞれの取引条件・ルールについて見ていきたいと思います。
BigBossの取引条件・ルールについて
BigBossは、極狭スプレッドが特長のFX業者。そのため、EAやスキャルピング、デイトレードにも最適な海外FX業者となっています。
簡単に会社の紹介をすると、2013年にPrime Point LLCによって創設された人気の海外FX業者であり、本社はニュージーランドにあります。また、世界最大の金融インフラEQUINIX(エクイクス)社でサーバ構築を行っており、約定率の高さには大きな自信を持っているようです。そのためスプレッドが狭いのも強みのひとつです。さらに、日本語対応がしっかりしている点も安心できるポイント。日本人スタッフが複数名いるため、日本語サポートで困ることはほぼありません。また、クイック口座開設では本人確認書類提出を後回しにして口座開設、すぐにトレード開始することができるのもメリットです。海外FX初心者や、すぐにトレードを始めたい人におすすめの海外FX業者と言えるでしょう。
そんなBigbossの取引条件は、以下の通りです。
金融ライセンス | セントビンセントグレナディーン(SVG IBC番号:380 LLC 2020) |
最大レバレッジ | 999倍 |
スキャルピング | 可能 |
追証(追加証拠金) | なし |
ゼロカットシステム | 適用 |
自動売買ソフト(EA) | 利用可能 |
マージンコール | 50% |
ロスカット水準 | 20% |
取引方法 | NDD方式 |
取引ツール | MT4/MT5の2つ |
日本語サポート | お問い合わせフォーム、メール、オンラインチャットによる日本語対応あり |
基本的にはあまり制限がなく、ロスカット水準も20%とそれほど高くないので、長くポジションを持つことができるのも見逃せないポイントです。さらには、NDD方式のため透明性も高いのが特徴となっています。
XMの取引条件・ルールについて
つづいて、XMの特徴を見ていきましょう。XMは2009年からサービスを開始し、日本進出して10年以上の実績があります。そして、日本人トレーダーに絶大な人気を誇る海外FX業者と言われています。海外FXのおすすめランキングでも、いつもベスト3には入ってくるような知名度があり、安心して利用が可能。具体的には、海外FX口座を持つ利用者の70%以上がXMにて口座開設をしているとも言われるほど、ユーザー数が多いのがポイントです。
そんなXMの取引条件は、以下の通りです。
金融ライセンス | セーシェル金融庁(FSA)の金融ライセンス(ライセンス番号:SD010) モーリシャス金融サービス委員会(FSC)のライセンス(ライセンス番号:GB20025835) |
最大レバレッジ | 1,000倍 |
スキャルピング | 可能 |
ゼロカットシステム | 適用 |
自動売買ソフト(EA) | 利用可能 |
ロスカット水準 | 20% |
取引方法 | NDD方式 |
取引ツール | MT4/MT5の2つ |
日本語サポート | メール、ライブチャットでの問い合わせが可能 |
大きな特長としては、最大レバレッジが1,000倍と業界水準よりも高めとなっている点。今までXMでは888倍のレバレッジでしたが、2022年6月14日より888倍から1,000倍に引き上げられました。もちろんレバレッジ888倍でもかなり高いのですが、最近は1,000倍や3,000倍のレバレッジを展開するFX業者も多いため、それに対抗した形となっています。レバレッジが上がったことで、さらに人気に拍車がかかりそうです。
またXMでは、プラットフォームもMT4、MT5の両方が利用可能。それもPC版だけでなく、スマホ版もありますので、さまざまな環境でトレードを楽しめる点も魅力となっています。
取引条件・ルールから見るBigBossvs XMどちらが口座を開きたい海外FX業者?
BigBossとXMの取引条件・ルールを比較して分かるように、両社にはあまり大きな違いはありません。とはいえ、信頼性で見ると、ややブローカーとしての歴史が長く、金融ライセンスも2つほど取得しているXMのほうが安心して利用はできそうです。ただし、取引方法に関してはBigBossがNDD方式を明言している一方で、XMでは「NDD方式の可能性が高い」だけで、実際の透明性には疑問があります。そのため不透明な取引を嫌う方であればNDD方式だと公式サイトで謳っているBigBossを選ぶのも良いでしょう。BigBossであれば約定率も高く、スリッページも少ないと言われています。どの業者でも一長一短はありますので、「どのメリットをより重視するか」によって業者を選択するのがおすすめです。